玄関のリフォームといっても様々ですが、解決するべき玄関の問題として挙げられるのは「光が入らず暗い」「防犯対策ができていない」「隙間風で寒い」「収納が足りない」「高齢者が家に入りづらい」などがあります。

自分や家族の生活に影響するのはもちろんのこと、客人を快く迎えられるかどうかにもかかわってくるので、決して軽視できる問題ではありません。

最近はDIYといってプロの業者に依頼せず自分の手でリフォームを行なう方も増えていますが、玄関は自宅の出入り口ですから失敗した場合のリスクはどうしても大きくなります。

また、リフォームのノウハウを持たない一般人の方の作業は時間が余分にかかり過ぎてしまいます。

そこで、玄関のリフォームを専門家に依頼しようと検討している方に、知っておいていただきたい重要なポイントをご紹介したいと思います。

玄関は家族全員が例外なく1日に何度も出入りする場所です。
その為、ある意味どの部屋よりも快適性が重要といえます。

玄関は狭くて散らかりやすいため、収納問題に悩まされる方も多いでしょう。
靴や傘などが無造作に置かれた玄関は、客人を招待する際にもネックになります。

そこで、壁面を有効活用して新たな収納スペースを設けることで、狭い玄関も広々とした快適なスペースに生まれ変わらせることができます。

また古い住宅にありがちな高い段差には、車椅子が通れるようにスロープを設置するなどバリアフリー対策も欠かせません。
特に高齢者が住んでいる自宅では、狭い玄関で転倒してしまうと大怪我の恐れがあるため、早急なリフォームが必要になるでしょう。

玄関をリフォームする上で、デザイン性も忘れてはならないポイントになります。
そこで、思いきって玄関ドアを一新するリフォームを検討してみてはいかがでしょうか？

昼間でも灯かりをつけないと暗くて靴が探せないような玄関なら、採光性の高いドアに交換することで解決しますし、断熱性の高い素材を導入することで玄関の保温性が高まり、冬場の寒さを和らげることも可能です。
何より、玄関ドア一つで自宅そのものの外観・雰囲気をガラッと変えることができるのです。

さらに、玄関の壁紙も自宅の印象を大きく左右する箇所になります。
白やベージュといった明るい色の方が開放感のある広々とした印象を与え、反対に暗い色は圧迫感を感じさせてしまうのでリフォームの際には慎重に選びましょう。

ちなみに玄関は雨水や泥などで壁が汚れやすいので、耐水性が高く汚れが拭き取れる「撥水コート」の壁紙がおすすめとなります。

このように、自宅のリフォームを検討する上で玄関は非常に重要な箇所になりますが、実際にリフォームを進めていくにあたって気をつけなければならない点もあります。

一つは、工事の「騒音」です。
玄関は最も外に近く、音が漏れ広がりやすいため、施工内容によっては近隣の方に迷惑をかけてしまう恐れがあります。

二つめにドアの交換ですが、マンション等の集合住宅の場合、建物全体の美観が損なわれてしまう恐れがあるので、原則として事前にオーナーや管理人に許可を得ておく必要があります。
あらかじめマンションの管理規約を確認しておくことも忘れないでください。

そして最後が施工スケジュールと時間です。
玄関のリフォーム工事中は自宅の出入りができなくなる場合があるので、「出かけたくても出かけられない」「家に帰れない」といった事態も起こり得ます。

玄関のリフォームは、しっかりと家族全員と話し合った上でスケジューリングするよう心がけましょう。

いかがでしょうか？

家の顔ともいえる玄関は、そこに住む家族にとってはもちろんのこと、招き入れる客人にとっても重要な場所といえます。

暗くて寒い玄関は、あたたかい光の射す明るい玄関に。
狭くて散らかった玄関は、広々としたキレイな玄関に。
高齢者にとって危険な玄関は、バリアフリーに配慮した安全な玄関に。
そして古びたドアは、オシャレにイメージチェンジした新しいドアに。

玄関にまつわる様々な問題や悩みをリフォームで解決し、快適で美しい家づくりを実現してみませんか？