普段の生活の中で最もトラブルが起こりやすいのが水回りです。
お風呂や洗面所、トイレ、キッチンといった水回りは使用頻度が非常に高く、劣化のスピードも著しい箇所になります。
そういったトラブルに対して毎回修理業者を呼んで、立ち会って……というのは費用的にも時間的にも大きな負担がかかってしまいます。
そこで、思いきってリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?
一口に水回りのリフォームといっても様々な種類がありますが、それぞれの注意点やメリットについて当コラムで解説してまいりたいと思います。
水回りのトラブルは衣食住に大きく影響する問題だけに不便をこうむる部分も多く、ストレスになってしまいがち。
一時しのぎの修理や工事を行なうだけでは、常に新たなトラブルの可能性を残したまま悩まされ続けることになります。
そうならないためにも、水回りのリフォームで問題を根本から解決しておくことがおすすめです。
また、水回りのリフォームを検討する際は、なるべく「まとめて」依頼するのが望ましいです。
例えばお風呂と洗面所、あるいはトイレが隣接しているケースだと、同時にリフォームした方が費用も時間もかかりません。
それを踏まえた上で、それぞれの水回りのリフォームにおける重要なポイントをご紹介したいと思います。
お風呂や洗面所といった水回りのリフォームを行なう際は、床材や壁材の選び方が重要になってきます。
湿気や水気が非常に多く、カビや腐食の危険性が高いからです。
床材には水に強いタイルやクッションフロア、耐水フローリングを、壁材には調湿機能のある壁紙や珪藻(けいそう)土を用いるのが望ましいでしょう。
また、年配の方が暮らしている家庭ではヒートショックを未然に防ぐためお風呂に断熱材を用いたリフォームを行なうケースも増えています。
加えて、手すりの設置や段差のスロープ化といったバリアフリー面のリフォームも重要です。
さらに、費用はかかりますが浴室暖房を導入するのも一つの手でしょう。
トイレも水回りのリフォームで重要な箇所になりますが、リフォーム工程そのものはそれほど複雑なものではありません。
大事なのは、目的や条件を明確に決めておくことです。
例えば、足腰の弱い高齢者のために手すりを設置したい、鏡を設置して身だしなみチェックがしたい、冬場でも寒くならないようにしたい等々……。
また、トイレも洗面所やお風呂ほどではないですが壁や床が水に濡れることがあるので、
安全面を考慮して耐水性の素材を導入するのが無難です。
衛生面の対策としては、抗菌仕様の便器を取り入れる他、窓の設置も非常に効果的なので
しっかり覚えておきましょう。
最後に、水回りのリフォームで失敗しがちなのがキッチンです。
例えばキッチンをリフォームして調理スペースや収納を大きくするという方は多いかと思いますが、その弊害として冷蔵庫や棚の搬入ができないというケースも少なくありません。
また、キッチンの場所を移動させる場合は排水管の位置に注意しなくてはなりません。
家の構造によっては、無理なリフォームによって排水トラブルが起こることも珍しくないため、リフォームを検討する際は入念に確認と打ち合わせを進めることが大事です。
最後に、防火対策も念頭に入れておきましょう。
タイルやステンレスなど耐熱性が高く燃えにくい素材を使用したり、油汚れを放置しないよう換気扇やレンジフードを掃除しやすい場所に設置したり……。
以上の点が、キッチンのリフォームで重要なポイントとなります。
いかがでしたでしょうか?
何かとトラブルの多い水回りですが、しっかりと計画性をもってリフォームをすることで快適に、安全な生活を送ることが可能です。
また、繰り返しになりますが水回りのリフォームは複数の箇所を一度にまとめて依頼することで、施工にかかる費用や時間を大幅に削ることが可能になります。
「長く使いたいから納得ゆくまでじっくり選びたい」というお客さまへ。
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